人の心を誘導するトーク術

人付き合いがなかなかうまくいかない人へ

人間生きていくためには大なり小なり人付き合いが必要です。
恋愛が最たるものですが、それ以外にも上司や部下といった関係でもうまくいかないために悩んでいるという人も多いでしょう。

バイトにおけるリーダー的な役割を担っている人がなかなか思い通りに動いてくれないバイト君がいるため困っているという悩みもそうですし、相性が悪い仕事の先輩との付き合い方に悩んでいるという人も多いです。
そういった状況でも乗り越えるには人の心をある程度誘導するようなトーク術を身に着ける必要があります。

YES・NOの質問で行動も誘導

まず、最もわかりやすい誘導方法が2択を用いて誘導することです。
基本的に人間は命令されたことや指示されたことには反発する傾向にあるので、命令や指示に該当しそうな行動をすべて相手にゆだねるようなお願いに変換してみましょう。
例えば、窓を開けてほしい場合は「窓を開けてください」と指示するのではなく「窓を開けることができる?」と尋ねるのです。
すると、尋ねられた側は質問に対して当たり前のように反応するようにできているので、ついついできることならばOKとして行動してしまいます。

これが基本中の基本になりますが、いうことをなかなか聞いてくれない後輩や部下を自分にとってある程度コントロールしやすい状況下に置くにはかなり有効なテクニックになりますので覚えておきましょう。

理由をつけてお願いする

指示や命令をお願いに変換することができれば、ここからさらにステップアップして意見を通じやすい状況を整えることができます。
それは『お願いする内容に具体的な理由を付与すること』です。
先ほどの「窓を開けてください」と指示するのではなく「窓を開けることができる?」とお願いするように変換したら、さらに「この時間帯は眠くなるから空気を入れ替えるために窓を開けることができる?」と理由もセットにするのです。
これがとっても納得できる理由だった場合はさらに行動しやすくなってくれます。

相手の名前を会話に挟んで成功率さらにアップ

指示や命令をお願いに変換して、さらにそのお願いに理由まで付随することができれば成功率は格段にアップします。
さらに成功率を上げるためには、お願いしたい人の名前を挟んでしまうことです。
先ほどの会話の例をそのまま引用するとの「窓を開けてください」と指示するのではなく「窓を開けることができる?」とお願いするように変換し、さらに「この時間帯は眠くなるから空気を入れ替えるために○○さん窓を開けることができる?」とするのです。
相手の名前を連呼するのは不快にさせてしまうことが多いのですが、お願いの最中に名前を入れることでより返事をしやすい状況にすることができます。